コンセント事故
先日お客様からの依頼でコンセントを交換してほしいと依頼があり、
交換するコンセント配線に欠陥があり事故が発生していました。
未然防止のため、コンセント事故について投稿いたします。
以下が実際のコンセントの状況です。

ご覧の通り、接地側が焼け焦げてしまっています。
接続されていた線ももちろん焼け切れていました。
コンセントの配線は本来、接地側(W,N,接地と記載がある方)
に白線、非接地側に黒線を繋ぐのが鉄則ですが、
内側を見てみると接地側に赤線、非接地側に白線が・・・
家の中を巡っている配線は、2芯(白/黒)以外にも
3芯(赤緑/白/黒)や単線、様々な種類の線が使われています。
白と黒の2芯であれば今回のような欠陥は起こりづらいですが、
3芯になると誤ってしまうケースもあり、注意が必要です。
下記が、本来接続されるべき配線です。

Wと記載の接地側に白線を、非接地側に黒線を繋がるべきでした。
また、コンセントによっては接地極/接地端子と呼ばれるアース線があるものがありますが、
アース線には通常緑色の線を接続します。
配線ミスによる事故の危険性
施工ミス/欠陥があった際には、発火や感電、機器の故障の可能性があり、
それによる火災や人身事故に繋がる可能性に繋がります。
一つ一つコンセントを開けて確認する事は通常行う人はいませんが、
資格を持った業者や信頼のある業者に施工してもらう事が重要であるとともに、
自身でもリスクを事前防止できる点もある為、事前の確認も重要となります。
事故に繋がるポイント確認で未然防止
コンセントによる事故の原因は様々です。
- 配線ミス←今回のケース
- 家電の電源をONにした状態でコンセントに差し込む
- 異物混入
- コンセント差し込み不足
- たこ足配線
- 経年劣化
- コードの亀裂/破損
- コンセントの亀裂/破損
これらの原因が一つ又は複数重なることで、事故に繋がります。
配線ミスに関しては自身では確認が難しいですが、
それ以外の点では自身で確認ができます。
まとめ
配線ミスは業者次第ですが、
特に見た目で分かるたこ足配線や異物、亀裂は
自身で未然防止ができるチェック項目です。
配線は自身で確認が難しくとも、資格や信頼のおける業者に
依頼をし、安全な電気生活をお送りください☺